JavaScriptのよくあるエラーメッセージとその解決方法

エラー対応

JavaScriptでコードを記述する際、よく出くわすエラーメッセージの原因とその対処法について紹介します。


“Uncaught ReferenceError: [variable] is not defined”

  • 原因: 宣言されていない変数を使用しようとしたときに発生します。
  • 解決方法: 該当の変数が正しく宣言されているか確認し、letconstを使用して変数を定義します。
let name = "John";
console.log(name); // エラー解消

“TypeError: [function] is not a function”

  • 原因: 関数として扱われているものが実際には関数ではないときに発生します。間違った型のデータや、未定義の変数が原因で発生することがあります。
  • 解決方法: 関数が正しく定義されているか、変数や型の確認を行います。
let greet = function() {    console.log("Hello");
};
greet(); // 正常に動作

“SyntaxError: Unexpected token”

  • 原因: JavaScriptの構文に誤りがある場合に発生します。括弧の不一致や、セミコロンの不足などが原因です。
  • 解決方法: コードをよく確認し、文法ミスがないかチェックします。
let x = 10; // セミコロンの忘れを修正
if (x > 5) {
    console.log("x is greater than 5");
}

“RangeError: Maximum call stack size exceeded”

  • 原因: 再帰関数などで無限ループが発生したときにスタックオーバーフローが起きるエラーです。
  • 解決方法: 再帰の停止条件を確認し、無限ループを防ぐように修正します。
function countDown(n) {
    if (n <= 0) return;
    console.log(n);
    countDown(n - 1);
}
countDown(5); // 正常にカウントダウン

“Uncaught TypeError: Cannot read property ‘[property]’ of undefined”

  • 原因: undefinednullの値に対してプロパティやメソッドを呼び出そうとしたときに発生します。
  • 解決方法: 対象のオブジェクトや変数が適切に初期化されているか確認します。
let person = { name: "Alice" };
console.log(person.name); // 正常に動作

まとめ

JavaScriptのエラーは、コード内の構文ミスや未定義の変数などから発生します。

これらのエラーを理解し、適切に対処することで、より効率的に開発が進められます。

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